経営力向上計画の認定そのものがスタートしてから数年が経過しました。
そのため、すでに申請して認定を受けた企業も多く生まれています。
その多くは、どこかの専門家に丸投げで依頼しているお話をよくききます。

 

そんな経営者は、経営のことを良くわかってない方でしょうね。

 

『ヒトを育てる』という

 

事業の将来を見直す素晴らしいきっかけとなりうる機会を
感じ取ることもなくスルーしている。

 

本当にもったいないことだと思います。
特に経営力向上計画の認定申請書は記載がとても簡単です。

 

だからこそ。。。
 

ご自身で考えてみる
あるいは、
後継者や期待できる従業員に考えてもらう

 

そんなきっかけとして活用することが
明日の企業活動へダイレクトに響く足がかりとなります

 

そんな経営力向上計画の書き方をお伝えしておりますが
さらに超簡単な書き方が存在するのです。

 

それは。。。

 
エクセル書式を活用した書き方です。

 

今回はそんなお話です。

 

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経営力向上計画認定申請書は書き方が難しい?

 

ご自身で書こうとする皆さまが
必ず確認する情報元は、中小企業庁のサイトだと思います。

 

もちろん、もっとも詳しく正確なのはこのサイトです。

 

そりゃ、本家本元ですので。

 

そしてこのサイトで表現されている経営力向上計画認定申請書はワード形式ですよね

これをしっかり記入していけば、もちろん申請は可能です。

 

ところが。。。。

 

つまり簡単と言いながら
迷うところが多いのも事実です

 

『これでいいのかな?』
『正確に記入できてるの?』
『想像で書くと落とされるのでは?』

 

などなど、書き進めれば不安がよぎってきます。

 

そのため『最初から専門家に頼もう!』なんて
判断になるのだと思います。

 

安心してください。

 

そんな方のためにとても便利なツールがあるのです。

 

国の重要な行政機関であります経済産業省

 

その外局として中小企業庁があるわけですが

 

今回の経営力向上計画について
製造業・小売卸売業など
大まかに約4割り程度の認定・申請は
経済産業省の地方支分部局が担っています

 

具体的には経済産業局

 

つまり

 

北海道経済産業局(政令102条)(位置:札幌市)
東北経済産業局(仙台市)
関東経済産業局(さいたま市)
中部経済産業局(名古屋市)
電力ガス事業北陸支局(規則249条)(富山市)
近畿経済産業局(大阪市)
通商部(政令103条2項)
中国経済産業局(広島市)
四国経済産業局(高松市)
九州経済産業局(福岡市)

というわけです。

 

そうなんです!

 

彼らは、もうとてつもない数の申請を
受けなければならず
その負荷も大変なわけです。

 

そこで!!

 

さすが行政機関なる優秀なヒト達の集まりです。

彼らの一部は『これを使って申請してくれたら
早く認定が進みますよ!』

簡略化された申請書フォームを発表していたのです!

 

経営力向上計画認定申請書のエクセル様式が!

 
経営力向上計画認定申請書の書き方(エクセル)
 

それがエクセル様式です!!

 

エクセルの機能を駆使して
上手に制約条件をまとめてくれています。

 

さらにもっとも難解な
ローカルベンチマークの表現方法まで
しっかり指定してくれています。

 

これは本当にありがたい!!

 

今のところ正式に取り扱っているところは

関東経済産業局 HPは>>こちら<<
近畿経済産業局 HPは>>こちら<<
中部経済産業局 HPは>>こちら<<

の3箇所です。

 

でも実際にはこの考え方や記載方法は
標準的なものですので、申請先に関わらず
これから申請書をつくろうとする
すべての方に参考になるかと思います。

 

残念ながら宛先は
該当の3箇所しか受け取れないよう
設定がされており、変更が叶いません

 

しかしワタクシそのものも
まずはこのエクセルで検討してから
ワードで正書するよう
促しています

 

それほど分かりやすいのです

 

それではどんな項目か、を見ていきましょう!

 

経営力向上計画認定申請書の書き方(エクセル様式版)

 

対象のエクセル様式はそれぞれ
近い地域の経済産業局のHPから入手してください。

ほぼ同じ内容ですが
ちょっとした変更が施されてそうなイメージです。

 

左から1つ目のタブ【印刷(新規)】
2つ目のタブ【印刷(変更)】は印刷用ですので
入力する覧はありません。

それ以降の3つのタブ
[入力①申請書項目]
[入力②ロカベン]
[入力③指標]

がメインの記入箇所となります。
それぞれを確認していきます。

 

入力①申請書項目

 
経営力向上計画認定申請書の書き方(エクセル)入力①
 

こちらがもっとも記述が多い部分です。

 

入力する項目は多岐に渡ります。

具体的な項目は
1.名称等・基本情報 関係
2.事業分野と事業分野別指針 関係
3.実施期間 関係
4.現状認識 関係
5.経営力向上の目標及び経営力向上による経営の向上の程度を示す指標
6.経営力向上の内容 関係
7.経営力向上の実施するために必要な資金の額及びその調達方法 関係
8.経営力向上設備等の種類

の8つです。

 

1.名称等・基本情報 関係

 

こちらは特に迷うところはないと思います。
法人名、代表者情報 所在地などなど
記述覧にどんどん書き込みをお願いします。

 

なお、法人番号は>>こちら<<から検索可能です

 

2.事業分野と事業分野別指針 関係

 

ご自身の事業としてもっとも近い事業分野を選択してください。
順番は、大分類→中分類→小分類→細分類 です。
選んだ分野を変えれば下位の選択肢が変わります。

 

3.実施期間 関係

 

実施期間は3or4or5年
スタート年月を選択してください。

おおまかには来期のスタート年月が
もっともわかりやすいです。

 

4.現状認識 関係

 

当社の取り巻く現状について下記の3点について表現します。

 

① 自社の事業概要

 

自社の事業の内容について概要を記載します。

 

② 自社の商品・サービスが対象とする顧客・市場の動向、競合の動向

こちらでは、当社の商品・サービスが関係する顧客、市場、そして競合の動向を記載します。

③ 自社の経営状況

一方その中で、自社はどんな状況かを記載します。

特に財務状況について、売上高増加率、営業利益率、労働生産性、EBITDA有利子負債倍率、営業運転資本回転期間、自己資本比率その他の財務情報の数値を参考に分析し、改善すべき項目等については、エクセルの2シート目で説明するので、そちらをご参考ください。

 

詳しく言えば、ローカルベンチマークという考え方を意識する必要がありますが、
ここでは難しく考えず記載を進めて下さい

気になる方は簡単に説明していますのでこちらのリンクをクリックください
【関連情報】>ローカルベンチマークとは?~中小企業を診断する仕組み~

経営力向上の目標及び経営力向上による経営の向上の程度を示す指標

ここでは今後、モニタリングしていく指標を記入します。

 

「指標の種類」には、事業分野別指針で定められた指標がある場合は、その中からチョイスした指標を記載し、定められていない場合は、労働生産性と記載してください。

必ずしもその中から選択しなければならないわけではありませんが、規模によって選択ノルマが指定されていますので、それ以上でお願いします。

 

また、労働生産性の数値そのものは3シート目:入力③指標の情報を用いて
自動で計算してくださいます。

 

経営力向上の内容 関係

 

さて、ここが認定の可否が別れる部分です。

事業分野および事業規模から
指定条件がありますので、
それを遵守しながら経営力向上計画の施策を記載します。

 

○ 『実施事項』には『4 現状認識』などに記載した内容をしっかり踏まえたうえで具体的に記述します。
○ 事業分野別指針が定められている場合には、各実施事項に毎に『事業分野別指針の該当箇所』を選択してください。
○ もしも実施事項が新事業活動である場合は、『新事業活動への該非』の欄に『○』を記入してください。なお、新事業活動とは、新商品の開発又は生産、新役務の開発又は提供、商品の新たな生産又は販売の方式の導入、役務の新たな提供の方式の導入その他の新たな事業活動をいいます。
○ 実施期間が終了した時には、記入した実施事項の実績・状況、および目標の達成度合などの報告が必要な場合があります。

 

経営力向上の実施するために必要な資金の額及びその調達方法 関係

 

○ 計画の実施に当たって必要な資金の額と、その使途・用途を記入します。
○ 『実施事項』『6 経営力向上の内容』の実施事項ア、イ、ウ等と関連のある記号を選択します。
○ 同じ使途・用途でも、複数の資金調達方法が必要な時には、その方法ごとに項目を分けて記入します。
○ 『資金調達方法』には、自己資金、融資、補助金その他等、調達方法を書き込みます。

 

経営力向上設備等の種類

 

○ 計画に基づいて経営力向上設備等を取得する場合に、その対象設備情報を記入します。
○ 『実施事項』『6 経営力向上の内容』の実施事項ア、イ、ウ等の関連のある記号を選択します。
○ 取得年月には、納品される予定の年月を選択してください
○ また、この計画認定によって活用を期待している支援措置を選択
○ 経営力向上設備等を取得する時は、中小企業等経営強化法施行規則第八条各号に掲げる要件に合致することを証する証明書を入手して添付する必要があります。

 

入力②ロカベン

 
経営力向上計画認定申請書の書き方(エクセル)入力②
 

こちらでは主に、4.現状認識の③自社の経営状況における
ローカルベンチマーク表現を指定するものです。
そのため、下記の情報の記入を進めていきます。

 

基本入力情報

 

まずは、商号、所在地はそのまま
従業員数は現状と計画終了時の人数を入力
さらには業種を選択します。

 

財務分析用入力情報

 

こちらは直近期の決算数値と
計画終了時の数値を入力します

その結果、下記に計算される
現状値と目標値を確認して
目標に届くかどうか、調整して下さい。

 

入力③指標

 
経営力向上計画認定申請書の書き方(エクセル)入力③
 

こちらは財務会計的な数値の推移を
見込みとして入力していきます。

 

この財務指標を目標として
入力することはとても簡単でしょう

しかしこの数字に具現性があるか
会社の将来への想いがあるか
達成への覚悟があるか、ないか

経営力を向上させる計画としては
本質的に最重要項目となるわけです。

 

その確認をせずして
機械的に認定を得るためだと誰かにまかせる

そんなことは絶対に避けていただければと
そう願います。

 

さて、いかがだったでしょうか?

 

経営力向上計画認定申請書のエクセル様式

 

ワードよりも一段と
わかりやすかったのではないかと思います。

 

ぜひこれを活用して記入の時間を最小限にして
前述した計画をぜひ
ご自身や従業員と一緒に検討を重ねて

御社の経営力を向上させる本当の計画として
申請・認定いただければ幸いです。

 


一方で強い会社をつくるためには『職場を変える空気』づくりが必ず必要となります。

社員が変わる!職場も変わる!従業員の意識を高める3S活動のマル秘ノウハウ