経営力向上計画策定における計画策定支援ツールとして、『経営計画つくるくん』の活用が上がっていました。
中小機構のHPの中の説明によれば、
中小機構では、経営計画書の作成に不慣れな事業者の方、或いは、中小企業・小規模事業者の経営計画書作成の支援に携わる方に利用いただくことを目的として、この度、経営計画作成アプリ『経営計画つくるくん』を開発しました。
お持ちのタブレットに、本アプリをインストールしてご活用ください。簡単操作で経営計画書が作成出来ます! |
おお!これは期待できるかもしれない!
ってことで少しリポートしてみたいと思います。
『経営計画つくるくん』のインストール
今回はApple社製のipadへのインストールを試みます。
1.まずはipad画面から
2.App Store から『経営計画つくるくん』を文字入力して検索
3.[インストール]をタッチしてインストール
これでインストール完了です。
どうも使用には初期登録が必要なようですので、引き続き手続きを進めます。
『経営計画つくるくん』の初期登録
1.『経営計画つくるくん』を立ち上げて、『初めての方はこちら』をタッチ
2.設定用のメールアドレスを入力して『送信』をクリック
3.成功すると、『送信に成功しました』の表示がでます。
4.設定したメールアドレスと、それに送られた仮パスワード、そして本番のパスワードを入力して『送信』をタッチ
5.問題なくメニューが表れれば設定完了です☆
『経営計画つくるくん』の使い方
1.メニューの【経営計画書をつくろう!】をタッチ
2.経営計画書の作成メニューの【はじめから】をタッチ
3.会社・屋号を入力
4.チュートリアルを一通り読んで
5.ガイドに合わせて必要項目を入力していきます。
6.そして最後に『経営計画書のメール送信』をタッチすると経営計画が作成されて送られるというアプリです。
『経営計画つくるくん』の使用した感想
実際に入力してみましたら、下記のような計画書がメールに送信されていました。
少し眺めてみてくださいませ。
まぁ、もちろんいい加減な入力ではありますが、それにしても本当に簡易的な計画となってしまいました。
確かに表現する書式としては成立しているようです。
項目は4つで、
1.企業概要
2.顧客ニーズと市場の動向
3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み
4.経営方針・目標と今後のプラン
ふむ、項目はシンプルで好感が持てます。
しかし、あまりにも入力がアバウトすぎてよくわからないかもしれませんが、文脈をあらかじめ想定して調整していけば、使えないことはないかもしれません。
文章表現が理解できていない方にはちょうどよいツールですが、我々のようにこれまで経営計画を作成した立場から見れば、やはり子供だまし感がぬぐえません。
したがって経営力向上計画策定に活用するコミュニケーション資料として、最初にまとめてもらうのは有りでしょうが、このまま計画化しても認定は難しい気がします。
結論:このまま計画としての提出で認定は困難
仕方ありませんよね。
他社は確実に、計画書として完成度を高めていくわけですから。。。
ま、予想通りといえば予想どおりですが、シンプルすぎて怖いほどです。
一方で、ローカルベンチマークとの乖離が大きいとしか言えません。
やっぱりローカルベンチマークの深堀りは逃れられないようですね。
と、いうことで今回は『経営計画つくるくん』の使用レポートでした。
おはようございます。
『経営計画つくるくん』ですが、小規模事業者向けなので、ご不満かもしれませんが、
この程度のものでいいのではないでしょうか。